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大手広告代理店傘下のプロダクション時代の企画書

大手広告代理店の傘下のプロダクションのADだったころ、企画書をまとめる作業をしてました。
各方はプランナー、その他、イベント演出、映像、PR等のページは各専門会社の方が書かれて
それを1冊の企画書にまとめる作業でした。
(テイストはプランニングの方がまとめてました。)

広告会社は開発費として300万ちかく予算をかけてましたが、その後、中堅の広告会社にヘッドハンティングされて同じような作業をしましたが、開発費が10分の1くらいだったので、コンペで勝てる気がしなかったのを覚えています。
(勝つこともあるので、頑張り次第ですが、、、)

今はそんな予算をかけずに、わかりやすい方がウケてるように思えますが、参考までにその時のページネーションを掲載しておきます。
ご参考にして下さい。だた、これが正解ではありますん。

アイデアをスタッフと考え、できる範囲で行っていくことが重要です。


参考ページネーション


企画書は、その理由が重要

良い企画とは、どのような基準で決めているでしょう?

アイデアフラッシュをクライアントから求められても決まったことがありません。
いくつかのアイデアの中から1つか2つを具体的にして、と言われたことはあります。
なぜ、アイデアフラッシュで決まることがないのか、、、、
それは、企画を決める基準が定かではないからです。

では、どのような基準かというと、企画を考えた理由(わけ)が重要なのです。
「私はこの理由で、こんな企画を考えました。」と、企画理由を説明して、
提案された側が“なるほど”と納得された場合、そこに判断基準ができ、
良い企画となっていきます。

生徒から企画を見てほしいといろんな企画を持ってきていただいたことがありますが、
企画を決める判断基準が定かで無いので、アドバイスは非常に難しかったです。

企画書にはそのように、企画を出した理由を明確に書く必要性があります。
それが、「基本的な考え方」というページや、この企画の「コンセプト」となっていきます。


企画書は「作戦」をたてて「技」をつかう

大手広告代理店のADだった頃、プロデューサーから企画書は「戦略」と「戦術」と
よく言われました。
その頃は、あまりピンときてなかったですが、いろんな経験をつんでわかってきたことは、
「戦略」=「作戦」を立てて「戦術」=「技」を使うことだと理解しました。

「技」はパワーポイントのスキルを磨いたり、予算があればパースやイメージコラージュを
作成する等ありますが、一番は経験を積んで説得力がある文章を組み立てることです。
(ハッタリはあまり説得力が無いと思います。)

「作戦」も経験上で組み立てるのはもちろんですが、提出側の立場で変わってきます。
映像主流の制作会社であれば映像メインの案になったり、広告代理店であれば媒体プランが
メインであったり、タレントプロダクションならキャスト案が売りだったりと変化します。


企画書の書き方を教えて、、、

専門学校の講師の時、生徒からよく「企画書の書き方を教えて下さい」と聞かれました。
しかし、私の答えは「企画の書き方は、(提出先や開催目的等)で決まって無い」
と答えています。
これにつきましては次回以降で詳細を書こうと思っています。

ただ、会社の上司や関係性が近い方への提出としては最低限として「企画内容」
「企画理由(背景)」「行った場合メリット」を書くように伝えています。



広告系の企画案と興業系の企画案

企画をクライアントに提出する場合のほとんどは、広告系です。
企業・自治体では、多くの企画コンペがあり、この場合はほとんど6w2hが整理されたオリエンになっています。
そのため提案するのはプログラム(what)の提案であったり、出演キャストやそれに付随する
ビジュアルや媒体による動員プランであったりと、かなり絞た具体的な企画を提案していく
ことになります。

これに対して興行系のプランは面白くてお客様が沢山入りそうなプランを立ててから、6w2hを
自分なりに整理して、有効的な手段を計画するという手法になります。